次に、本県のもの作り企業の競争力強化についてをお伺いいたします。
我が国の経済情勢は、政府の積極的な経済対策や金融政策等、
いわゆる「アベノミクス」により、緩やかに回復しつつありますが、その効果は大都市.大企業に集中し、本県をはじめ地方の
中小零細企業におきましては、まだまだ景気回復の実感は乏しい
のが現実であります。
こうした中、国内各地におきましては、地域の企業.地域経済の
活性化のための様々な戦略が構築されているところであり、
いわば我が国全体が新たな成長モデルを目指して群雄割拠する
大競争の時期を迎えていると感じております。
この機におきまして、本県経済を支えるものづくり企業の
「技術力」を高め、県内企業が本県の強みや地域資源を携え、
自社の強みを磨き、県外企業はもとより、海外企業にも勝ち抜く
強い競争力を身につける事が必要であります。
一方、本年度は「本四高速.全国共通料金対応戦略」の本格展開など、まさに徳島の「エポックメイク」の年であり、 「千載一遇のビッグチャンス」を逃がさないよう挙県一致で取り組む必要があると考えます。
そのためには、大都市圏に集まる「アベノミクス」の経済効果を地方に呼び込み、県内企業が「大競争時代の幕開け 」に ふさわしいスタートダッシュを図ることができるよう、 優れた「製品」や「特性」を積極的に国内.海外にPRし、 認知度向上に努め、販路拡大につなげるための県や支援機関の 積極的な取り組みが、極めて重要であります。
そこでお伺いを致します。
本四高速の全国共通料金制度開始など、本県のエポックメイクの年であるこの好機を逃さず、本県経済の活性化を図るため、 ものづくり企業の競争力を生かした市場拡大に向け、 今後どのように取り組んで行かれるのか、 ご所見をお伺いしたします。