最後に、教育行政につきましてお伺いを致します。

この度、鳴門渦潮高校に本県では初めてのスポーツ科学科が新設されました。
私といたしましては、嬉しさ半分、不安半分であります。
国体での成績を上げるためには、優秀な人材を県内の高校に進学してもらい、そこで全国レベルに育て上げる事が必要であります。

四国大会、徳島大会で優勝された人材が他県の私立高校へ流れるのを見るとき、その子供たちにはしょうがないのかな・・・ なんて考えるところでありました。

またスポーツ推薦で高校へ行った子供たちが、その高校で力を出せずに終わるのを見るにつけ、全国大会や国際大会で活躍できる アスリートを育成するためには、競技者の能力はもちろんのこと、それを引き出せる指導者の果たす役割は極めて大きいのではないかと考えるところであります。

中学生が部活動の事を考えて進学する高校を決める時、何を基準に決めるかというと、すばらしい指導者がその学校にいるのか、 設備は整っているのか、またその学校に実績はあるのか、 等でありますがやっぱり一番はすばらしい指導者がいるのかどうかだと思います。

他県のスポーツ強豪校と言われる私立高校は、長年にわたり同じ指導者が指導を続け、競技実績を残しているのであります。
だからこそ、そのような高校には全国から優秀な選手が集まり、より強くなっていく訳でもあります。

一方県内の公立高校では、部活動の指導者は、10年程度で転勤をすることになっております。高校へ入学しても指導者が転勤してしまったと言うこともよく聞く話であります。
私の同級生の中にも途中で他の高校へ転校した人も 現実に御座いました。

これまで、指導者が長期勤務になってくると、中学生や保護者は その高校の指導体制が継続されるかどうか気になり、 そして迷った生徒は、指導体制が整っている県外の私学へ行かれたと言うことであります。

そのような状況の中、平成24年度に開校した鳴門渦潮高校に、 本県で初のスポーツ科学科が出来ました。
スポーツを専門にする高校が出来た事は大いに意義があることと考えています。
鳴門渦潮高校はスポーツをするための施設や機器等のハード面が充実している。
また、県内外から優秀な選手を集めることの出来る寮や合宿所も整備されていると聞いております。

本年度の県高校総体では、開校3年目で早くも成果が現れ、女子サッカー、男子バスケット、陸上競技男子の3競技で優勝された とのことでありますし、女子サッカーにおきましては昨年に続いて2連覇を達成したとのことであります。

鳴門渦潮高校を「スポーツの拠点校」として今後もさらに強化を図っていくならば、環境の整備とともに、他県のスポーツ強豪校と競うことが出来る一貫した指導体制を取ることが重要と考えます。

そこで教育長にお伺いをするわけでありますが、教育長は、鳴門渦潮高校において、オリンピックを目指すような優秀な競技者を育成するための方策としてどのように考えておられるのか、ご所見をお伺いいたします。