それぞれ、ご答弁を頂きましたが、時間の都合上コメントは最後に纏めて申し上げたいと思います。

質問を続けます。
次は、農業問題についてであります。
先ず初めはもうかる農業についてであります。
「農業を取り巻く環境が大きく変化する中、もうかる農業の実現をどのように図っていくのか」につきましてお伺いをいたします。

本県では、「もうかる農業」を具体化するため、「ひろがる.とくしまブランド戦略」を展開し、新鮮で安全.安心な農産物の生産振興や「新鮮 なっ!とくしま」号を活用したPR、「大都市でのトップセールス」の実施による販路開拓、「とくしまブランド協力店」での情報発信など「販売力の強化」に取り組んでいると伺っております。
私の地元川内町は、「なると金時」や「れんこん」、そして日本一の出荷量を誇る「カリフラワー」の産地として知られる農業が盛んな 地域でありまして、私も「なると金時」や「カリフラワー」の生産に 携わって参りました。
中でも、「なると金時」は本県を代表するブランド品目でありますが、 販売面では関東や九州などの競合産地におされまして、 販売環境は厳しくなってきており、単価も低迷が続いております。

また産地におきましては、担い手の高齢化をはじめ、肥料.農薬など、生産資材の値上がりによります、コストの増大など経営環境は非常に厳しいものがあります。

更に、国の動きを見ますとTPP交渉の行方は不透明で、 農協改革と相まって、生産者の中に不安感が広がっております。

この様に、厳しい環境にありますが、行政と団体など県を挙げて 知恵を出し、様々な手法を講じて「もうかる農業の実現」に 取り組んでいく必要があると思います。

そこでお伺いを致します。
農業を取り巻く環境が大きく変化する中、 もうかる農業の実現をどのように図っていくのか ご所見をお伺いいたします。


次に、「新規就農者定着に向けました取り組み」について お伺いを致します。

私は昨年度も、この6月議会におきまして、「農業人材の育成や 支援」につきましてお伺いをいたした所であります。

この中で、就農促進につきましては、国の「青年就農給付金」制度によります効果もあり、新規就農者が増加していることをご報告 いただきました。
私の地元の川内町でも、この青年就農給付金を活用し、 4名の若者が就農されるなど、就農の決断を迷っていた方 などに対する「呼び水」としての効果は大きいと感じておりまして、このこと自身は「高齢化」等の要因による担い手不足の解消や 「将来の人材の確保」の点で評価をするところで御座います。

しかしながら、新規就農者が、就農直後から産地を支える人材と なることは非常に困難で御座います。
技術力や営農基盤の整備を着実に進め、一定の経験を積みながら、 地域の信頼感を得ていく必要があると考えております。

私の地元川内町の生産者からは、高齢者や後継者不足から 今後の営農継続や、農地管理に不安を持つ方が沢山いらっしゃり、 若手農家の規模拡大や新規就農者の成長に期待が 高まっている所で御座います。

このためにも、新規就農給付金の受給をきっかけにされ、 就農される方々には、継続し、地域農業に貢献できるよう 懸命に頑張って欲しいと考えております。

そこでお伺いをするわけでありますが、 県の新規就農者の定着に向けました取り組みを どのように進めていかれようとしているのか、 お伺いを致します。