平成16年度会派代表質問 再問

  1.市長の政治姿勢について
  2.第十堰流域ビジョン21委員会の報告書に関して
     1.報告書の精査.検証について
     2.調査費用の助成金について
     3.調査報告書に対する徳島市としての対応
  3.ITに関して
     1.電子入札について
     2.IP電話について
     3.議会会派へのネット接続について
     4.ネットによる町づくりについて


それぞれご答弁を頂きましたので再問.要望をして参ります。


まず市長の政治姿勢についてのご答弁でありますが一昨日質問されました皆様方と全く同じような答弁で御座います。
私としてはもっと厳しい覚悟の出来た答弁を期待しておりましたが残念ながら私の期待した答弁は頂けませんでした。
そこで私から市長に強い要望をしておきたいと思います。

市長、今後は理事者と議会は車の両輪である。どちらがパンクしても車は走らないと言うことを肝に銘じて、議会と理事者が一体となり市民の福祉向上のため、住み良い徳島づくりのため、安全運転出来ますよう、また脇見運転をすることの無いような政治姿勢を見せていただけますよう強く要望をしておきます。




次に第十堰流域ビジョン21委員会の報告書ついてでありますが、
第十堰問題を担当する「吉野川みらい21プロゼクトチーム」を設置し今回の報告書を精査するため、メンバーの増員をし検討をしていると言うことでありますのでこの件に付きましては了としておきます。

次に補助金の使用に付きましては全額広島大学へ公金として納入され適正に処理されていると言うことでありますのでこの件も了としておきます。

次にこの報告書を徳島市の意見として採用.活用すると言うことでありますが、徳島市民が可動堰以外の方法を選び、議会も可動堰反対決議をした以上可動堰以外の方法を考えるのは当然であろうと思います。
しかし今、報告書を精査するため、チームを増員し検討を行っているとのご答弁であるならばまだ正式には採用.活用するとは言い切れないのでは無いでしょうか?
精査.検討し本市意見として集約が出来た段階で議会にも報告があると言うことでありますので、出来次第ご報告をお願いをしておきます。

吉野川流域ビジョン21委員会を構成されている方々は全国の大学教授を中心とする12名の先生方で構成されているので偏った考え方ではないと断言されておりますが、この12人からなるメンーバーの中には「みどりの会議」と名乗る政党役員が入っております。偏ったイデオロギーを持った学者がこの中にいることは明白であります。
それでも偏った人選でないと言い切れるのでしょうか?
もしこの報告書があっていると言うことであるならば、日本学術会議は間違った意見を言っていると言うことなのでしょうか?
日本学術会議は我が国の人文、社会科学、自然科学全分野の科学者の意見をとりまとめ、国内外に対して発信する日本の代表機関であり、全国73万人の科学者の代表として選出された210人の会員により組織された会議であります。
その日本学術会議が認めていない、また完全でないと判断した「緑のダム」で全ての洪水が防げると断言するのはあまりにも危険であり時期早尚ではないかと思うのであります。

初問でも申しましたが、緑のダムは万能であると言う偏った考え方は大変危険であり、このような報告書をそのまま徳島市の意見として採用するのは大変危険であります。

そこで再問をいたします。
もし仮に緑のダムに効果があるとしても、県外や県内の自治体に対して徳島市としてはどのようにして植林をしていくのか?
またどこに植林をしなければ行けないような禿げ山があるのか、ご答弁をお願いいたします。

次に権威のある日本学術会議が「緑のダム」の効果は限定的であると表明している事について徳島市はどのように考えているのかお尋ねをいたします。
次に電子入札に関しての答弁でありますが、初めての電子入札であるとの事で、実証実験やテストラン等も行い徳島市のハード環境に於いても何ら支障がない事が確認されているとの事でありますので安心をいたしました。
公平公正で談合のない入札制度が確立できることを願ってこの件に関しましては了としておきます。
何分初めての試みでありますので万全の体制で行われますよう要望をいたしておきます。




次にIP電話の導入についてでありますが、
個人や事業所では、もうすでにこの電話を取り入れられている所が沢山ありますが、本市が採用するのにはまだ問題点が多いとのことであります。
しかし、この世界は技術進歩が著しく競争も激化し、ますます安くて使いやすい電話の開発がされております。
けして乗り遅れることの無いよう今後の状況を見守りながら採用されることを強く要望しておきます。

会派へのネットの接続に関しましては議会と相談しながら検討して頂けると言うことなので実現に向けて一刻も早い検討をお願いし、議会事務局だけでなく早急に各会派に接続できますよう強く要望をし、この件も了としておきます。

次に中心市街地におけるインターネットを利用した町づくりについてでありますが、荒川区は区がショッピングモールを立ち上げていますが徳島市では各商店街が立ち上げて、それを市が助成していると言うことでありますのでこれも了としておきます。
この輪がますます大きくなって中心市街地に昔の活気が戻って来るようなユニークな施策を期待と要望をしておきます。

報告書に付きましてはご答弁を頂き、要望と意見をまとめて参りたいと思います。

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