平成14年度会派代表質問

  1. ITに関して
    電子投票について
  2. 庁舎内におけるインターネット接続について
  3. 倫理条例について
  4. 市民病院について
  5. NICUについて
  6. 給食問題について
私は自民同志会を代表いたしまして、質問通告に従い、順次質問をしてまいりますが、病院問題が長くなりましたので、今回は環境、ごみ問題につきましては割愛し、委員会に移したいと思います。



◆まず初めはIT問題に関してであります

 本年6月23日に岡山県新見市におきまして、全国初の電子投票が導入されました。私も、近い将来、家にいながら投票できる時代が来るだろうと予測はしておりましたが、まさかこんなに早く電子投票を実施する自治体があらわれようとは夢にも思っていませんでした。
 世界的には既に欧米を中心として世界十数カ国で導入されているようでありますが、特にオランダでは1974年から電子投票が導入され、今では500ある自治体のうち9割までが電子投票で行われているということであります。ハーグ市の市民問題局長は、早く結果を知りたい市民や候補者の要望にこたえるために導入した。ハーグ市の有権者は33万人、かつては職員数百人で四、五時間ぐらいかかった開票作業が、わずか数十人で1時間ほどで終わる。コスト面のメリットも非常に大きいと言われております。また、身障者や高齢者にとりましては、ヘッドホンで読み上げられる名前を確かめ意中の候補を選べばいいので、人に書いてもらったり、声を出して意中の人の名前を言わなくてもよいので、安心して自分の手で投票ができるようになったとのことであります。
 今回の新見市は、市長、市議会同日選挙でありましたが、電子投票の開票は、わずか25分で終了したとのことであります。これほどまでにスピーディーに開票作業ができる電子投票に、全国の自治体は目をみはったものであります。北は北海道恵庭市から南は九州鹿児島市に至るまで、全国から少なくとも28自治体が視察し、自治体職員の視察用に700席が用意されたと報道されております。また、市内にある20軒のホテルや旅館は予約でほぼ満杯であり、岡山市に宿泊し、当日はバスをチャーターして往復する視察団もあったということであります。
 これほどまでに全国から注目される電子投票、徳島市もこの電子投票を視察に行かれたのかどうか、まずお尋ねをいたします。そして、もし行かれて見られたのであれば、局長個人の感想でも結構でありますので、お聞かせをいただけたらと思います。
 次に、8月8日付の徳島新聞にも載っておりましたが、総務省のIT時代の選挙運動に関する研究会が、選挙運動でインターネットのホームページ利用を解禁とすることなどを柱とする報告書をまとめました。会見した蒲島座長によりますと、ネットを排除して21世紀の民主主義は考えられない、有権者は簡単に候補者に関する充実した情報を得られるようになると意義を強調しておられます。電子メールは希望しなくても届いたり、迷惑メールなどの問題があることや、差出人の追跡が困難なことから禁止されるようでありますが、ホームページは有権者から見たい情報をとれるから認められるそうであります。
 総務省社会生活基本調査結果では、2001年10月までの1年間にパソコンや携帯電話でインターネットを利用した国民は5,245万人にも上るとの報告であります。前回はホームページのアドレスをポスターに載せていた候補者は私1人でございましたが、来年4月の選挙には、たくさんの人たちがポスターにホームページアドレスを載せることになるのではないかと思っております。そして、多くの人たちがホームページにアクセスして、いろんな情報を見られることと思います。
 今回、総務省でネット選挙運動が容認される公選法見直しとは一体どの程度のものなのか、お尋ねをいたします。
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◆次に、庁舎内におけるインターネット接続についてお伺いをいたします

 私は、今回ごみ問題の調査をするため、港区や渋谷区に視察に行ってまいりました。自分が視察したい内容をインターネットであらかじめ調べ、相手方に電話をかけ、視察を決定したわけでありますが、議会にインターネットがつながっていませんので、自宅からでないと調べられませんでした。また、ホテルの予約も夜中にインターネットで予約をいたしました。うちにいながら空き部屋情報や予約も簡単にできるのであります。また、今回病院問題を調査するにもインターネットは大いに役立ちました。
 私は、個人質問で、庁内や議会にも早くインターネットの接続をということで強く要望してありますが、いまだに議会や庁舎にはインターネットの接続ができておりません。一体どんな検討をされているのか、お尋ねをいたします。
 次に、今回提出されました倫理条例についてお伺いをいたします。
 条例議案中@の徳島市常勤の特別職の職員の倫理に関する条例を定めるについてと、Aの徳島市職員倫理条例議案を定めるについてについて質問をいたします。
 私は、今回提出されました内容を読ませてもらって、本当に驚くやら情けないやら、複雑な気持ちでいっぱいであります。読ませていただいた感想としましては、これはまるで小学生の子供に道徳を教えているようなものだという気がいたしました。これが本当に市の特別職や職員の綱紀粛正のための条例なのでしょうか。こんなことは常識でもあり当たり前のことで、今さら特記するほどのことではないような気がいたします。市の職員になる前の最低必要条件の常識であると私は思います。こんなに事細かく書かなければならないなんて、徳島の職員はそんなに程度の低い人たちばかりなのでしょうか。また、そんなに信用できない職員ばかりがいるということなのでありましょうか。少なくとも私は、徳島市の職員は非常に優秀な方たちばかりだと思っているのでありますが、これは私の思い違いであったのでございましょうか。
 今回起きた一連の職員による不祥事は、公務員以前の人間としてのモラルをも逸脱した行為だと思います。これらをごまかし、これにて一件落着にしようとしている条例のような気がしてならないのであります。この条例には罰則規定もなく、罰則はあくまで公務員法にのっとり実施するのではありませんか。
 こんな条例が出されようとしているやさき、8月30日付の某新聞に、徳島市の水道局長が徳島市の水道事業のことについて大きく新聞に載りました。この記事自体は徳島市の水がいかに安全でおいしいか、またこれからの展望についてのことなので大変いいことだとは思うのでありますが、その下に載っている水道業者ばかりの広告が問題なのであります。徳島市指定の水道業者がすべて載っているというのであればいざ知らず、特定業者だけが広告を載せているのはかえって疑惑を招きかねないのではないでしょうか。こんなところから、いまだ職員の倫理観が欠乏しているのではないかと私は思うのでありますが、御答弁をお願いいたします。
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◆次に、今回提出されました倫理条例についてお伺いをいたします

 条例議案中@の徳島市常勤の特別職の職員の倫理に関する条例を定めるについてと、Aの徳島市職員倫理条例議案を定めるについてについて質問をいたします。
 私は、今回提出されました内容を読ませてもらって、本当に驚くやら情けないやら、複雑な気持ちでいっぱいであります。読ませていただいた感想としましては、これはまるで小学生の子供に道徳を教えているようなものだという気がいたしました。これが本当に市の特別職や職員の綱紀粛正のための条例なのでしょうか。こんなことは常識でもあり当たり前のことで、今さら特記するほどのことではないような気がいたします。市の職員になる前の最低必要条件の常識であると私は思います。こんなに事細かく書かなければならないなんて、徳島の職員はそんなに程度の低い人たちばかりなのでしょうか。また、そんなに信用できない職員ばかりがいるということなのでありましょうか。少なくとも私は、徳島市の職員は非常に優秀な方たちばかりだと思っているのでありますが、これは私の思い違いであったのでございましょうか。
 今回起きた一連の職員による不祥事は、公務員以前の人間としてのモラルをも逸脱した行為だと思います。これらをごまかし、これにて一件落着にしようとしている条例のような気がしてならないのであります。この条例には罰則規定もなく、罰則はあくまで公務員法にのっとり実施するのではありませんか。
 こんな条例が出されようとしているやさき、8月30日付の某新聞に、徳島市の水道局長が徳島市の水道事業のことについて大きく新聞に載りました。この記事自体は徳島市の水がいかに安全でおいしいか、またこれからの展望についてのことなので大変いいことだとは思うのでありますが、その下に載っている水道業者ばかりの広告が問題なのであります。徳島市指定の水道業者がすべて載っているというのであればいざ知らず、特定業者だけが広告を載せているのはかえって疑惑を招きかねないのではないでしょうか。こんなところから、いまだ職員の倫理観が欠乏しているのではないかと私は思うのでありますが、御答弁をお願いいたします。
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◆次に、市民病院についてお伺いをいたします

 我々文教厚生委員会では毎年管外視察を行っているのでありますが、今まで視察した新しい市立病院は、郊外型のすばらしい病院ばかりでありました。中に入っても病院という一種独特の雰囲気が見えない、まるでホテルにでも来ているのかなと錯覚を起こすような病院ばかりでありました。それが今回、徳島市は現在の場所に急遽建てかえをするということであります。敷地にいたしましても、また環境にいたしましても、本当に患者に対して配慮のなされていない病院のような気がしてなりません。私は、市民に安心をもたらす病院として、これで本当にいいんだろうかと文教厚生委員会の一委員として今も不安でならないのであります。
 そこで、市長にいま一度お伺いをいたします。市長として、市民病院は現地建てかえが本当にベストだ、そう思っておられるのでしょうか。御答弁をお願いいたします。
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◆次に、NICUについてお伺いをいたします

 文教厚生委員会では、以前に赤字の目玉であるNICUを廃止または減床してはどうかという議論がありましたのに、本年3月議会の文教厚生委員会では、新病院建設計画の中に小児科医師を増員し、NICU機能及び小児科救急医療を充実するという突然降ってわいたような計画が示されたのであります。ただでさえ赤字で困っているのに、NICU部門を充実さすということでありますので、私は大変驚いたのであります。一体どこでそんな考え方になったのか、お尋ねをいたします。
 県内のNICUは現在大学病院に6床あるだけだと聞いてはおります。県外のNICUの状況を聞いてみますと、ほとんどは県立病院でやられているということであります。しかし、五つ子で一躍有名になりました鹿児島市立病院で聞いてみますと、ここだけは県が遠慮して県立病院ではやらないということであります。内容を聞いてみますと、NICUが32床、医師は7名、研修医は8名、看護婦総数は117名という名実ともに日本一の規模であります。NICUの認可をとった病院でありますので、1日1床当たり相当額の加算金もおりているということであります。そして、ベッドはほとんど満床であるとのことでありますが、それでも年間数千万円の赤字となっているようであります。また、県内唯一のNICUを持っている県立大分病院もほとんど満床状態であるようですが、やはりここも赤字を出しているようであります。
 そんな県外事情を考えるとき、徳島では3カ所もNICU病院ができ、本当に大丈夫なのでしょうか。NICUの認可を受け、加算金をもらうためには最低7名の医師が要ると聞いております。本市の市民病院は、現在3名の医師と1名の臨時医師しかおりません。ということは、本市はNICUの認可も受けていない病院ということになります。そうなれば、当然加算金ももらっていないはずでありますし、同じ仕事をしていても加算金ももらえず、多額の赤字が出るのは当然のことであります。その上、小児科医は、外来、入院患者を診た上で、まだNICUの患者を24時間診なければならないという苛酷で緊張の連続であります。そこまでして、そんなにまでして出るのは赤字とため息ばかりであります。
 そして、新計画では医師を1人増員するということでありますが、一体どこから小児科医を呼ぶのでありましょうか。徳島県の小児科医はどこも手いっぱいで、大学病院や県立病院も市民病院へ派遣してもらえるような医師はいないと聞いております。ましてやお隣の香川県だって、徳島に派遣のできる余裕など全くないということであります。仮に医師の手配ができたとしても、それでも国の基準を満たすものではないのであります。やはりNICUの認可のおりない病院、認可を受けていない無責任な病院ということになりはしないのでしょうか、御答弁をお願いいたします。
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◆次に、給食問題についてお伺いをいたします

 私は、過去に病院の食事が冷たいから保温食器にかえてほしいとか、4時の食事は早過ぎるから6時に改善すべきではないかとか、質問、要望をいたしました。今ではそれも改革されまして、患者さんも大変喜んでおられると聞いております。また、お米は国産以外は使わないという当時の病院部長や教育長の答弁をもらって安心したこともありました。
 しかし、最近、中国野菜から多量の残留農薬が検出されたとか、中国のダイエット食品でたくさんの人命が失われたとか、GM米を開発して日本に売り込もうとしているとか、いろんな情報が流れております。前にも言いましたが、入院患者の唯一の楽しみは、やはり給食なのであります。そんな患者には、安全でおいしい野菜やお米を食べてもらい、一日も早く元気な体に回復してもらうというのが我々の願いでありますし、病院の使命でもあります。
 そこで、お伺いをいたしますが、市民病院では東南アジアや中国の野菜は給食には使用していないのでありましょうか。このことについて答弁をお願いいたします。
 また、同じことにつきまして、次代を担う子供たちに、学校給食もこんな危険な野菜や果物を食べさせてはいないのか。教育長の答弁もお願いをいたします。



 以上、答弁をいただきまして、再問をしてまいります。

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