私は、質問通告に従い順次質問をして参ります。
- 市民病院に関して
- 教育行政に関して
- 土木行政に関して
去る平成7年9月11日に市民病院に関して個人質問をいたしました。
その1つは・・・。
入院患者にとりまして温かくておいしい食事と言うものは唯一の楽しみであります。
いくら赤字を出しているからと言って冷めた食事を出していては治る病気も治らない。
一刻も早く改善すべきである。
また、12時に昼御飯を食べて4時半の夕食は早すぎる。
県下で34の病院がやっている以上、本市の市民病院が、いくら労働条件が難しいと言っても出来ないことはないはずだ。
等、5.6件のことについて改善策を訴えました。
そして公共の病院である以上、赤字だから出来ないではなく、どうすれば患者が早く良くなるかを原点に、今後も市民病院経営に取り組んでいって欲しいと強く要望をして終わりました。
本年10月1日にこの2点につきましては改善がなされました。
この件に関しましては関係理事者に対し敬意を表しておきたいと思います。
医療分業について
今年度、新病院が平成18年4月開院という計画が発表されました。
そして先日の文教厚生委員会の事業審査の中で医薬分業に対する今後の対応策が説明されました。
この制度というか、運用というかこの事が来年3月議会に事業計画として、予算議案に提案として出てくるのかどうか先ず初めにお伺いを致します。次に、本年3月に経営改善策として医薬分業化は平成13度中に30パ−セント実施したいと提案されておりました。
それが先日の文教厚生委員会では、この医薬分業化を繰り上げて 来年6月から外来患者は100パ−セント実施したいとの説明がありました。
そこでお伺いをするわけでありますが、医薬分業化をすることによって患者にとっては良くなることなのか。叉、負担はどうなるのか。
その見解をお聞かせ下さい。
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次に、教育問題について質問をして参ります。
最近の教育は、落ちこぼれ教育であるとさかんに言われておりますし、私もそのとおりであると思っております。 人間教育をおろそかにし、知識だけを詰め込む点取り虫教育のような気がしてなりません。
点数だけ良ければ子供が何をしても許してしまい、又点数が悪ければ落ちこぼれのレッテルを貼ってしまう。
こんな事がまかり通る世の中になってきているように思えてなりません。 誰ひとりとして落ちこぼれたいと思う子供はいないのであります。
又、先生方も自分のクラスの生徒がいい点数を取り、いかに多くの生徒がいい高校に進学できるか、それが全てのような考え方になってきているのではないでしょうか?
人間には能力というものがあります。 そして、個性があります。 学問が好きな子、スポ−ツの得意な子、手先の器用な子、また芸術的センスのある子、色々であります。
こんな子供たちを1つの枠に入れようとする事自体に無理があるのではないでしょうか?
学問の好きな子ばかりの学校、朝から晩までスポ−ツの出来る学校、美術が好きで1日中絵を描いていればいい学校、こんな学校を作ったらおちこぼれる子供たち、あるいはすぐ切れてしまう子供達は1人もいなくなると思います。
教育長、全国に先駆けてこんな学校を作ってみてはどうですか。 いい案だと思いませんか?
この件に関しましては、教育長としての立ち場ではなく元校長としてのご答弁をまず初めにお願いいたします。
次に、本年8月7日、徳島新聞の記事に県内不登校最多の642人と大きく報道されました。
その原因の1つに児童.生徒の存在感をアピ−ル出来る場所や心の居場所として、学校が充分な役割を果たしていないとのことであります。
また、11月14日付の朝日新聞には小学生の3割、中高生の6割が授業が分からないとの記事が載っておりました。 その内容を見てみますと、授業の理解度でありますが、よくわかると答えたのは 40人クラスの小学生は8人、中学生はたったの2人であります。
この数字を見ただけでも先程述べました落ちこぼれ教育を行っているのは明白であります。
文部省もやっとこのことに気付き11月18日、10年ぶりに学習指導要領改定案を公表いたしました。
まさに遅きに失した感はありますが、お堅い人種の文部省にしては良くやったなと思っております。
指導要領改定案の骨子を見てみますと
1.生きる力をはぐくむことを目指し、児童.生徒が自ら学び考える力を育成する。
1.ボランティア活動や自然体験活動などを通じて道徳性を育成する。
等、いくつかの骨子が示されております。
また、指導方法を見てみますと、小学校で1人ひとりに応じた指導をするため、個別指導、グル−プ別指導、繰り返し指導、教師同士が協力する指導の4つを例示されております。
今回の改定案につきましては賛否両論あると思いますが、私は、社会へ出て生活をするための義務教育としては、最低限必要な事項ばかりではないかと思います。 しかし、2,000年より1部実施され2,002年から完全学校週5日制が始まるのと同時に全面実施と言うことであります。
そこで教育長にお伺いを致します。 果たして徳島市は、こんな短い時間に先生の指導や、学校の設備、学校の受け入れ態勢が取れるのかどうか、詳しいご答弁をお願いいたします。
次に昨年12月7日の代表質問で、ロンドン視察の報告を兼ねた質問を致しました。 その中で、ドクタ−.エリォット,市教委のキ−スさんが口を揃えて言い切った40人学級ではとても教育は出来ないと言う事について、再度質問を致します。
徳島新聞8月6日付の記事でありますが、その中に、中教審答申素案として40人の基準撤廃と大きく書かれております。
また教育現場からは「現行の学級編成ではきめ細かな指導は無理」とはっきり書かれております。
誰が見ても、誰に聞いても、誰もが口を揃えて無理であると言い切るのであります。
しかし、前教育長の答弁は、「現行の定数法では1学級40人となっておりますので、今後の動向を見守って参りたいと考えております。」 との、紋切り方の答弁しかいただけませんでした。
9月議会で、田村議員がこの種の質問を致しました。
教育長が替わられたので、今度は踏み込んだ答弁をいただけると期待をしておりましたら、言葉は少し変えてはありますが、
「国の動向を見守りつつ、県とも連携を図る中で対応をして参りたい。」
教育長が替わっても内容は全く同じではありませんか。
そこでもう一度お伺いを致します。
中央教育審議会の提言が通った場合、徳島市としてはこの提言を受け入れるのかどうか、ご答弁をお願いいたします。
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次に、男女混合教育についてお伺いを致します。 全国的に見てみますと、男女混合教育はかなりの自治体ですでに取り入れられているようであります。
私がそくぶんいたしたところによりますと、これはかなりな効果が出ているとのことであります。
男女同権という言葉が使われだして幾久しくなります。
また、男女雇用均等法が認められまして、女性の職場進出はめざましいものがあります。
にもかかわらず、教育現場だけが、未だに男女差別をしているというのはどう言うことでありましょうか?
しかし、徳島市にもこの混合教育が大松小学校でモデル的に実施をしているというのを耳にいたしました。
そこでお伺いを致します。
いつから実施されたのか、また効果はどのくらい上がっているのか先ずお聞きかせ下さい。
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次に、幼稚園教育についてお伺いを致します。
私立幼稚園は3年保育が取り入れられておりますが、徳島市立の幼稚園では、2年保育からであります。
保育所の状況を見てみますと、10年度保育申込総数は4,110人。 これに対して、受け入れは官民併せて3,947人しかありません。
特に私の住む川内町では、申し込み倍率は実に1.52倍であります。
共稼ぎ所帯が増えつつある現在、これでは安心して務めにも出れないのが現状であります。
そこで、幼稚園の3年保育を新設していただきたいのでありますが、公立幼稚園の3年保育は可能なのかどうか、ご答弁をお願いいたします。
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次に土木行政についてお伺いを致します。
徳島市周辺部ではまだまだ整備をしなければならないところがたくさんあります。にもかかわらず、なかなか整備が進みません。
特に、耕地課の仕事、下水課の仕事、道路建設の仕事の区別が非常に難しいのであります。
周辺部の開発によって明らかに下水でしなければらないような排水路が、未だに見直しがなされず、耕地課水路として図面上で残っております。
そして、そんな場所は家が建て込み非常にお金のかかるところであります。 耕地課へ行くと、予算がありませんからとか、順番がありますので、なかなか出来ませんとの答えがよく返ってきます。
そこで現況に即した見直しをしていただきたいのであります。
役所と言うところは縦割り行政であるからなかなか見直しが出来ないと言われておりますが、役所と言っても人間がやっていることでありますので、出来ないはずはないと思います。
ご答弁をお願いいたします。
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次に、カ−ブミラ−の設置基準の見直しについてお伺いを致します。
徳島市は開発が進み、また車の台数が異常に増えております。
そして、事故件数は鰻登り、また本年は死者の数が昨年を大幅に越えそうでもあります。
確かに、マナ−の悪さもありますが、道路網の整備も全国一遅れております。
しかし、少しの見直しで、随分事故も防げるのではないでしょうか?
徳島市周辺部では開発業者によって4,5軒程度の団地がたくさんあります。
中の道につきましてはほとんどが、市の認定道路ではなく公衆用道路となっております。
この為、本市の設置基準を満たさないのであります。
しかし、こんな所は本当に危ないのであります。
そこで現在の設置基準を大幅に緩和して欲しいのであります。
これにつきましても、ご答弁をお願いいたします。
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以上、ご答弁をいただきまして再問をしていきたいと思います。
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