それぞれご答弁を頂きました。
欲張って質問通告しましたら、時間も残り少なくなってきております。ここにコメントも全部の答弁に対して書いたのですが、どうも時間が少し足りないと思っておりますのではしょってコメントしたいと思います。
まず初めはいじめ問題であります。
教育長よりご答弁を頂きました。
本県におきましてはいじめの認知件数は減少傾向にあるとの事であります。
しかし、この件数は全てではないと言われましたように、いじめの方法や本質も変わっていくものと思います。
私の小さな頃はいじめと言えば暴力や嫌がらせに限られておりましたが、今はインターネットやフェイスブックを使った誹謗.中傷など、多岐にわたっております。
人権無視のような表に出にくい、いじめも多発しているようであります。
私も、徳島市の補導員をしておりまして、非行防止やいじめ等の巡回補導をしておりますが、目に見えないいじめに関しましては、街頭補導では不可能でございます。
やはり、学校、家庭、地域が一体となって少しでも早く、いじめの芽を摘んでいく地道な活動が必要であると思います。
先日いじめにつきましてのテレビ番組を見ておりますと、今までは学期ごとにいじめについてアンケートを取っていた学校が、毎月1回アンケートを取る事にしたそうであります。
その結果、いじめに対する抑制効果が生まれ、いじめもほとんど無くなったとの事でありました。
また、癌の早期発見と同じで、小さな内に芽を摘む事ができ、いじめ被害を未然に防げたとの意見が報道されておりました。
大人達が考える発想と、子ども達が子どもの目線で考える発想はかなり開きがあると思います。
アンケートひとつ取るにしても、子ども達と相談したり、意見を交わし、押しつけ一方の上から目線ではなく、子ども達が心を開いて回答できるようなアンケート調査をして頂けますよう要望をしておきます。
次に「命の道」につきまして、知事よりご答弁を頂きました。
この問題につきまして、知事も大変、努力を積み重ねて下さっている事には、敬意と感謝を申し上げる次第であります。
しかし、努力をするだけで、前に進まないのなら今の民主党政権と同じであります。
何事におきましても、決定権のある人が熱意を持って率先し、部下や関係機関に強く働きかけ、決定していかなければ物事は進んで行かないのであります。
在りし日の坂本九ちゃんが「明日があるさ、明日がある、若い僕には夢がある」と歌っていましたが、明日がある、明日があるでは何も進まないのであります。
私の好きな言葉で、私も実行している言葉に「今がその時である、その時は今である」と言う言葉を理事者の皆様方に送りたいと思います。
明日来るかもしれない震災に対応するためには、今動かないと駄目なのであります。
どうか県民の生命財産を守るため、一刻も早い本工事の早期着工が計られますよう強く要望しておきます。
次ぎに公共事業費の確保につきまして政策監よりご答弁を頂きました。
対前年比は、過去「20年間で最大の伸び率」だということであります。
確かに伸び率からすれば最大かも知れません。
その上、9月補正予算におきましても総事業費「85億円」の公共予算を計上されたと言うことであります。
言葉だけを聞いておりますと本当に凄い公共事業費だなと思うかも知れませんが、いくら伸び率が高くても元々のパイが小さければ全体としての事業費は大きくはないのであります。
県財政の厳しい中で頑張って頂いているのは充分分かっているつもりでありますが、地元の建設業界や中小企業が元気にならないと、県税も増えないのであります。
県税が少ない分は、国からの交付金や「全国防災事業予算」を出来るだけ徳島県に重点配分して頂けますよう、引き続き国に対して強く訴えて頂きたいと思います。
皆様方は県下一の頭脳集団であります。
頭脳集団が頭脳を使わなければ、ただの忠犬ハチ公であります。
皆様方の今後の頑張りに期待をいたしております。
次ぎに、万代埠頭「にぎわい空間の創出」につきまして知事よりご答弁を頂きました。
この地区は徳島市でも中心部にあり、しかも県庁舎のすぐ隣であります。
ここがさびれていてはいくら藍住町が発展しても、徳島県が発展した事にはならないのであります。
埠頭として開発した地域でありますので色んな規制があることは承知をいたしております。
だからこそ、知事の決断がないと再開発が出来ないのであります。
さいわい、民間からも引き合いもあるようでありますので、是非早い機会に規制緩和が図れますよう、知事の英断を期待をしておきたいと思います。
最後に1点、「吉野川北詰アンダーパス」につきまして知事にお礼を申し上げまとめに入らせて頂きたいと思います。
吉野川北詰アンダーパスにおきましては、近年の潮位の高い大潮時には、路面冠水による通行制限が行われており、特に23年度には潮位によります通行止めが頻発し、それに伴い周辺道路で大渋滞が発生し、県民生活に大きな影響を及ぼしていたところであります。
そうしたことから、地域住民からは、通行止めの度に、例えば10分程度で行ける通勤が1時間以上も要し、大きな負担となっていましたので、何とかならないかと言う要望が私の所へも多数よせられました。
こうしたことから、私は昨年9月定例会におきまして、この問題を取り上げ解決策について議論を展開してまいりました。
様々な解決すべき課題は沢山ありましたが、この道路に関する県民の強い思いが伝わり、国土交通省などの関係者との協議が進み、飯泉知事の英断によりまして、厳しい県財政状況ではありますが、整備していただいた事に対しまして、厚く御礼と感謝を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。
今回も多岐にわたります質問をさせて頂きました。
それぞれ理事者の皆様方は厳しい予算の中で懸命な努力をされている事と思います。
私はいつも委員会審議の中で厳しく追及したり、叱咤激励を致しておりますが、これも全て県民の安心安全を確保するためであります。
県民の福祉向上のためであります。
出来ない事をやれと言ってるんではなく、どうすれば出来るのかを考えるのが皆さん達の仕事でしょと、言うことであります。
我々議員の仕事は、皆様方の仕事を厳しくチェックする、チェック機関であり、政策提言する機関であります。
この事を再認識されまして、今後も県民の為に頑張って下さいますよう要望し、私の全ての質問を終わります。
Thank you for listening
ご静聴ありがとうございました。