ストックホルム都市景観と概要スウェーデン王国はスカンジナビア半島の東部に位置し、社会福祉、男女平等、武装中立などで世界をリードする国である。 人口908万人、面積が45万平方キロで日本の国土の約1.2倍である。首都ストックホルムには77万人が暮らしている。 主な産業は機械工業(自動車を含む)化学工業.林業.ITである。 13世紀に摂政ビリエールがスタッツホルメン島(ガムラスタン)に城砦を築き、15世紀にはストックホルムを首都と定めた。 バルト海とメラレン湖に囲まれた14の島から成り、島々は橋で結ばれ美しい町並みは「北欧のベニス」と呼ばれている。 フィアールガーデン展望台から1270年に建造された歴代国王が眠る歴史深いリッダルホルム教会や16世紀から王室の居城として使用された王宮、また、市庁舎など、素晴らしい景観を一望することができる。メーラレン湖に面した106メートルの塔のある市庁舎は赤レンガの優美な建物で、議会のない時には結婚式や市民の会議にも貸し出しされている。特に有名なのはノーベル賞受賞のパーティーで、金箔のモザイクで出来た壁の黄金の間での披露宴である。 選挙は国.県.市の同日選挙であり、選挙権も被選挙権も18歳になると与えられる。できるだけ沢山の市民が議会傍聴や議会に参加できるよう議会は土.日の夕方4時から始められる。市議会議員は120名居り、その内の1割、12人が常勤で、8名が与党から4名が野党から選ばれる。また市長は在籍せず、議長が時には市長の名刺を持ち、一人で二役を使い分けている。 国政は一院制で349議席.任期は国県市ともに4年である。 世界大戦に参加しなかったため早くから高齢化社会が到来していた国である。 この国もフィンランドと同じで、社会福祉や教育は充実しているがボランティア精神や社会生活道徳が育ちにくい環境にあり、例え自分の家の前がゴミで汚れていても掃除をする人はいないのである 。 |